福岡の大名社会保険労務士事務所

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第二西部ビル203号
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代表者 前田 拓邦
TEL 092-716-2807

日々の日記

会社は頭から腐る

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【再生機構、15日に解散――残余財産、最大500億円国庫納付へ】
産業再生機構が15日付で解散することが決まった。全41件の支援業務が完了した
ためで、当初の予定より1年前倒しで役割を終える。機構はこれまでに約1兆円を
企業支援に投じたが、再生後の株式売却益などで300億―500億円の利益剰余金
が出る見通し。剰余金は国と出資者の銀行とで分け合う仕組みだが、政府は全額
を国庫納付とする方向だ。


上記は成功裡に終わった産業再生機構の記事である。


書籍の著者は、その産業再生機構のCOOを勤めた冨山氏である。


当初、私を含めた誰もが成功に終わるとは思っていなかったはずである。


その理由は、お役所主導の再生案であり、私は社労士として役人がベンチャー支援
だとか、雇用創出だとか言っても、大多数が失敗に終わってきたことを多々見てきた
からである。


ましてや、MBA保有者であるが、東大出のエリートに、生ものである企業の再生が
できるものかと・・・

しかし、カネポウを含めた企業の再生に成功しており、書籍を読めば読むほどその理由
がわかった。


なんと、COOである冨山氏は泥臭いのであろうか!


肩書きは司法試験に合格者で、MBA保有者でエリートであるが、その後のビジネスは
苦難の連続で、コンサル会社でありながら経営危機を味わい、現場で体を張って真剣
勝負してきた人なのである。


我われ中小零細企業の経営者と同じ実体験と人間ドラマを経ているのである。


だからこそ、会社は頭から腐ると喝破し、人間をインセンティブと性格の奴隷であると本質
を述べてる。


そのとおりで、我われ社労士がどんなに立派な人事制度案や労使和解案を提出しても
情の部分を理解しないとうまくいかない。


先日も、クライアントにて個別労働紛争がおこり、私は会社側と労働者側の双方に納得の
いく和解案を作成した。


だが、相互の和解署名のだんになって労働者側が反故にしたのである。


私は、土壇場になって、その合理的で、第三者の評価に耐えうる和解案を反故にした
労働者に対して卑怯な人間だと恨み、社労士でありながら労働者を蔑む心情を抱いた。


しかし、冨山氏の人間はインセンティブと性格の奴隷という本質論を読んで、労働者の
情と動機を理解していなかった私の甘さに問題があったのだと納得できた。


と同時に、人間の心情の複雑さと労務管理の難しさを改めて感じた。


本書は、人間と経営の本質をついた非常にいい本であるので、一読をお奨めします。

ブログに対するコメント : 投稿者 : 前田 : 2007年08月27日


会社は頭から腐る

31928038.jpg


【再生機構、15日に解散――残余財産、最大500億円国庫納付へ】
産業再生機構が15日付で解散することが決まった。全41件の支援業務が完了した
ためで、当初の予定より1年前倒しで役割を終える。機構はこれまでに約1兆円を
企業支援に投じたが、再生後の株式売却益などで300億―500億円の利益剰余金
が出る見通し。剰余金は国と出資者の銀行とで分け合う仕組みだが、政府は全額
を国庫納付とする方向だ。


上記は成功裡に終わった産業再生機構の記事である。


書籍の著者は、その産業再生機構のCOOを勤めた冨山氏である。


当初、私を含めた誰もが成功に終わるとは思っていなかったはずである。


その理由は、お役所主導の再生案であり、私は社労士として役人がベンチャー支援
だとか、雇用創出だとか言っても、大多数が失敗に終わってきたことを多々見てきた
からである。


ましてや、MBA保有者であるが、東大出のエリートに、生ものである企業の再生が
できるものかと・・・


しかし、予想に反してカネポウを含めた企業の再生に成功しており、著書を読めば
読むほどその理由がわかった。


なんと、COOである冨山氏は泥臭い人なのである。


肩書きは司法試験合格者で、MBA保有者でエリートであるが、その後のビジネスは
苦難の連続で、コンサル会社でありながら経営危機を味わい、現場で体を張って真剣
勝負してきた人だったのである。


われわれ中小零細企業の経営者と同じ実体験と人間ドラマを経ているのである。


だからこそ、会社は頭から腐ると喝破し、人間をインセンティブと性格の奴隷であると本質
を述べてる。


そのとおりで、我われ社労士がどんなに立派な人事制度案や労使和解案を提出しても
情の部分を理解しないとうまくいかない。


先日も、クライアントにて個別労働紛争がおこり、私は会社側と労働者側の双方に納得の
いく和解案を作成した。


だが、相互の和解署名のだんになって労働者側が反故にしたのである。


私は、土壇場になって、その合理的で第三者の評価に耐えうると自信があった和解案
を反故にした労働者に対して卑怯な人間だと恨み、社労士でありながら労働者を蔑む
心情を抱いた。


しかし、冨山氏の「人間はインセンティブと性格の奴隷」という本質論を読んで、労働者
が経済合理的な生き物でなく、人間の情と動機を理解していなかった私の甘さと「うぬ
ぼれ」に問題があったのだと納得できた。


と同時に、人間の心情の複雑さと労務管理の難しさを改めて感じたのであった。


本書は、人間と経営の本質をついた非常にいい本であるので、一読をお奨めします。

ブログに対するコメント : 投稿者 : 前田 : 2007年08月27日


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