福岡の大名社会保険労務士事務所

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福岡市中央区大名1-8-12
第二西部ビル203号
大名社会保険労務士事務所
代表者 前田 拓邦
TEL 092-716-2807

日々の日記

企業存続と経営書

こんにちは。


もうすぐ2月だと言うのに、相変わらず新聞もテレビもライブドアのホリエモンネタですね。


私ごとですが、2月にやっと新しいマンションに引越しすることができます。


福岡西方沖地震、そして耐震強度偽造問題と不安材料が生じるなか、マンションが
建設される姿を見守っていましたが、やれやれとホッとした気分です。


昨日も引越し準備で、自宅の大量の書籍を「ブックオフ」にもっていくため選別していた
際、ホリエモンの本が出てきました。


あらためて、読んでみるとホリエモンは「僕にとって会社とは人を使うためのツールに過ぎ
ません。会社とは他人の力を利用するための仕組みで、そして他人の力を利用した人間
が金持ちになるわけです」と会社について語ってました。


また、つぶれる会社には法則があるの章では、「失敗した人の轍を踏まなければいいだけ
の話です」と、ホリエモンがアルバイト先の社長からきいた「創業時のメンバーは最終的に
は仲間割れをする」という教訓を示し、これが過去に学んだことだと語っていました。


ホリエモン自体は、私は好きなキャラであるけれども、会社経営者でありながら彼は「読書
はマンガと雑誌しか読まない」と喝破していた点に違和感がありました。経営書も読まなく
て、会社経営できるのだろうか?と


私たちは、ホリエモンの教訓から一つの法則を見出せるでしょう。


「儲けるためには、ネット上・雑誌・マンガからの情報で足りるが、企業存続を保つためには
経営書を読むことが不可欠である」と


雑学ではなく哲学として経営を実践するためには、読書は必要である。だから私は、顧問先
の社長に経営書の乱読を勧めるのです。


そして、当然ながらホリエモンの本は全部「プックオフ」行きになったわけです。


そう言えばライブドアショックで、「偽計取引」と「風説の流布」という言葉が流行になりました。


「偽計取引」とは虚偽の発表に基づく取引をいい、「風説の流布」とは株価の動きを操作する
目的でデタラメな情報を流すことをいうことらしいです。


労務士業界で当てはめてみると、半年の通信講座と4日間のスクーリングで社労士として
開業できる現在の社労士システムは、証券取引法によると、ほぼ「偽計取引」と「風説の
流布」で起訴されるでしょう。


なにも新人社労士だけでなく、「労働基準監督署にコネがある」と風説の流布を流している
労務士法人も起訴に値するでしょうね。

ブログに対するコメント : 投稿者 : 前田 : 2006年01月29日


勝ちぐせで組織は強くなる

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著者は、人事コンサルティングファームのマーサー社出身である。


マーサー社と言えば、福岡なら西日本銀行と福岡シティ銀行の合併時に異なる両行の
職務を分析し職務評価して新人事制度を策定したことで注目を浴びた。


内容は、組織を活性化すれば、成果があがるというのは神話で、実際は因果関係が逆
であるという。成果があがっているから組織が活性化するという。


ビジネスで勝つための考え方・行動様式、つまり「勝ちぐせ」を社員が身につけること
こそが、組織に覇気を取り戻させる唯一の手段だという。


カルロス・ゴーン率いる日産は、6カ月で成果をあげたというが、その6カ月間を「25週」
と捉え、25回の打ち手を重ね社員に勝ちぐせをつけたという。


また、通常の企業の変革戦略はできるだけ早く実行に移そうとするが、日産は戦略の
共有に6カ月間の時間をかけ、リバイバルプランに対しての社員のコミットメントを取り
付けることを重視したという。


「戦略」の策定より「共有」に多くの時間を使うことが大事だという、非常に興味ぶかい
本だったが人事の素人には内容が難しすぎるだろう。


私も著者と同様の状態を中小企業で感じていた。成果があがっている会社が組織が
活性化されるのであって、逆は困難であると。


よって組織を活性化させるためには、成果があがるコツ、方法を社長又は管理職が
部下に伝授するか、他社から盗んでくるほうが早いと、私は考えている。


ステファン・ロビンスも「マネジメントの正体」の中で同様のことを書いている。


多くの企業が従業員の仕事に対する満足度を高めようと大金を費やしているが、満足度
と生産性の間には0.14の相関関係しか認められない。


よって生産性の高い社員が充実感を抱くのであり、生産性が向上するから満足するのだ。


これは、2002年10月に出た本である。


多くの社労士は、社員の労働条件及び福利厚生を整備すると会社が良くなり、業績が
あがると吹聴しているが、早く世界で200万部も読まれた人事の基本を学ばなければ
ならない。


そうでなければ、人事の専門家から笑われ、社労士とは軽蔑を受ける職業に陥るで
あろう。


ブログに対するコメント : 投稿者 : 前田 : 2006年01月27日


ライブドアショックと士業のあり方

こんばんは。今週も新規の労務相談、面接代行とあって忙しい週でしたね。


さて、なにかと世間を騒がせているライブドアですが、粉飾疑惑において社内の財務
担当女性税理士に関与があったそうです。


記事によると

「インターネット関連企業「ライブドア」(東京都港区)が2004年9月期決算を粉飾した
際、同社の「企業内税理士」が具体的な粉飾工作の指示に関与していたことが分かった。

自社株売却を隠した虚偽発表などを主導したとされ、20日に東京地検特捜部の事情
聴取を受けたライブドアグループ財務責任者の宮内亮治取締役(38)だけでなく、財務
経理グループ担当の女性執行役員も税理士資格を持ち、ライブドア本体の粉飾に関与
していた。同グループの不正行為に専門知識が活用されていたことに、非難の声が
上がっている。

関係者によると、ライブドアが04年9月期決算で、自社の売り上げに、子会社化する
予定のサイト運営「キューズ・ネット」などの預金を付け替え、約10億円の赤字を約14
億円の黒字に粉飾した際、財務経理グループマネージャーだったこの女性執行役員は、
キューズ社などから仕事の発注を受けたかのように正常取引を装う具体的な手口を、
各事業本部に一斉メールで指示していた。

この執行役員は、00年4月、ライブドアが東証マザーズに上場すると同時に入社。
ベンチャー企業の株式公開支援をする子会社の取締役を務めた後、ライブドアの財務
部門の責任者となった。簿記学校のホームページのインタビューでは、「社内のいろ
いろな情報が入ってくるので、より深いところまで入り込んで仕事ができる」と語って
いた。」


私の率直な感想を述べると専門知識を活用することは大いに結構だが、粉飾する
ことは専門知識の活用とは呼べず、愚行としかいいようがないですね。


税理士と労務士との違いはありますが、私のスタイルは、知識と実務の両方を極め
ると知恵が生まれ、その知恵を活用するのです。


実務をやってると矛盾点があることに気づきます。法律には必ず黒と白との間に
グレーゾーンがあり、グレーゾーンを白にもってくることが知恵だと思います。


先日も社会保険の相談があり、他の会社が社員を請負契約で働かせて社会保険に
加入させてないと聴いて、自分の会社もそのように出来るのか?と質問があった。


私は請負の定義を説明しその会社に断念してもらった。


厚生労働省が出している通達で、請負の基準を全て満たせば、そのようなことも可能だろ
うが、お店の販売員では基準を満たすことは不可能であり、私から言わせると知恵がなく、
また美しくない。


私が、以前勤務していた労務士事務所も建設業の国民健康保険組合を隠れみのに厚生
年金の未加入を行っていたが、単純な違法行為で知恵もなく美しくない。


先日労務士会の懇親会にいってきたが、その件が問題にでていた。おそらく新人社労士
が営業をかけて、建設国保を利用した未加入が発覚したのだろう。早く是正しないとまずい
ことになるだろう。


弁護士、会計士、税理士、労務士と士業は何かと問題を起こしているが、専門知識では、
これからの競争を勝ち抜けない。士業も知恵を出して美しくあってもらいたいものだ。


ブログに対するコメント : 投稿者 : 前田 : 2006年01月21日


事務所の新年会にて

1/13 大名事務所の新年会を開催しました。


大名事務所の卒業生も含めて一次会は焼肉屋、二次会はバーへ行きました。


「労務士事務所を経験した人間は、経験しないで開業した者と比べて三倍の実務力の
差がある」と常々言ってきましたが、卒業生の話をきくと、まさにそのとおりだなと確信
しました。


社会保険労務士は実務を経験する場所がなさすぎますね。


だから実務を経ないで開業するから問題を起こすのです。それも悪気がなくて起こすの
だから問題の根が深いです。


労務士会の理事たちは、簡単に問題を起こした若手社労士に対して労務士を辞める
べきだとあっさり言うのですが、実務を経験できないシステム自体に問題があることを
肝に銘じなければなりません。


古い労務士さんは、どれだけ社労士資格をもった者を雇ってますか?


自分のことだけ考えているでしょう?


資格取得したばかりの社労士さんと話をすると、古い社労士さんは労務士会の理事を
やっていると自慢げに得意話をされているみたいだが、そんなに余裕があるなら社労士
を育てるつもりで有資格者を雇えばいいいのにと思います。


社労士会の理事であることが社労士会に貢献しているつもりかもしれませんが、実務を
教えて社労士を育てることが、後々社労士の地位向上にもなり、それが本当の貢献じゃな
いでしょうか?


先日、依頼があった会社にいくと、それまでに二名の福岡では有名なベテラン社労士さん
の名刺がおいてありました。その二名は依頼の内容が分からず出来ないと断られたそう
です。


なさけない!もっと社労士の地位向上のために困難な問題にも取り組みましょう!


そんなことだから社労士はバカにされるんですよ。社労士会理事とかいって社労士の向上
をうたってますが、そんな姿勢が社労士の地位を低めていることに早く気がつくべきですね。


話はそれましたが、社労士事務所は社労士有資格者をどんどん雇いましょう。それが
社労士の地位向上に繋がるのです。


私の事務所の卒業生をみて実務を経験することがいかに大事なことか実感し、余裕が
あるかぎり社労士有資格者を雇いノウハウを教えていこうと決意をした新年会でした。

ブログに対するコメント : 投稿者 : 前田 : 2006年01月15日


プロ社労士としての覚醒!2005年の振り返り

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明けましておめでとうございます。
正月、櫛田神社に初詣にいった際、40分近く寒いなか待たされたため、夫婦そろって
39度の熱でダウンです。まだ体調がもどりませんよ。


さて、福銀がサービス残業の未払い賃金で21億円支払うことになったそうです。


プロの社労士は記事の中のここに気をつけなければなりませんよ。
「パソコンの使用記録などの証拠によって未払い額を確定できたのは半年程度で
それ以前の一年半分は自己申告に基づいて労使間の協議によって決めた」という
点です。


そうなんですね!労働時間とは使用者の指揮命令下の時間であって、タイムカードの
打刻から打刻までの時間は拘束時間なんです。


しかし労働時間は主観説じゃなく客観説をとるから、客観的な資料がタイムカードしか
なければ、その時間が労働時間と労働基準監督官に推定されるんですよ。


そういう私の2005年は時間外労働との戦いでした。


私のやり方はタイムカード、時間外許可書、時間外指示書、営業日報、休憩時間の
社員聴き取り調査など客観的な資料をいくつももっていくのです。


そして監督官に「どれが労働時間の客観的な判断資料でしょうか?」って尋ねるのです。
例えばタイムカードと営業日報又は時間外許可書との時間が異なると、監督官は困って
こう言います。「監督官では分かりませんので、会社内で社員に聴き取り調査を行い、
労働時間を把握してください」とね。


そのように裁量権を会社側に引き出すことが大事で、おそらく福銀も客観的な資料がなく、
最終的に行員の自己申告という客観的な資料(主観的でもあるが?)を拠り所にする
優位な条件を引き出したのだと推測します。それでも21億円なんですが・・・・


私にとっての2005年は「労働時間は指揮命令下の時間であって、客観説を拠り所にして
いる」と実感した年でした。

そして更に、プロフェッショナル社労士として覚醒した年でもありました。

ブログに対するコメント : 投稿者 : 前田 : 2006年01月14日


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